慎み と たしなみ

8月29日 土曜日 朝6時20分 快晴  気温 摂氏25度  健康のために始めたウオーキング  右側にだけワイヤレスイヤホンをつけて NHK R1  を聞くのがお決まり 姿勢を正してやや速足でスタート

6時40分 サタデーエッセイのコーナー 今日のテーマは作家の 冲方丁(うぶかた とう) 氏の「慎みとたしなみについての考察」である 

” 慎み” とはみんなが控えて自粛すること ” たしなみ” は個人が程度をわきまえて楽しむこと 

感染症禍は古来からたびたび人間の日常を脅かしてきた 

日本でも平安時代には疫病が発生し 朝廷は天皇をはじめとする為政者の高貴な人が疫病退散を祈願するとともに 日常としてきた宴や会合や歓談を控え慎み静かに日常を過ごすようにと発出されたらしい

何やら今時の新型コロナ禍で発出されている対策と似ている 3つの密を避けるのは常套だった 新しい生活様式は昔からあったのだ

慎むばかりでは疲れる ストレスが蓄積するので ”たしなみ”のお世話をする人がいた 遁花(とんか)の人という その疫病に罹った免疫者だ ワクチンなど無い時代に 感染者を誹謗中傷するのではなく労り 快癒者は非常に尊敬され重宝したとのことだ

人間は慎むことができる社会性のあるな生き物であるが 慎みが高じてしまうとコミュニティーが崩れてしまう 張り詰めた緊張をリセットするためには 適度の ”たしなみ”  が欠かせない

氏のエッセイはざっとこんな流れであった とても興味深い内容だ

やはり ”たしなむ” ことは、どんな時代 どんな環境下にあっても必要なのだ コロナ禍の終息の道筋が見通せない現下にあって 自分は何をどんな風に “たしなむ” のか あらためて考えてみたい

日々是好日(素敵な毎日)を目指して !

皆さんは どんな楽しみや趣味・特技をお持ちですか?

by  shigeto kiuchi

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です